篠原の作品を側で見続けて10年。フォルムは美しさを増しています。身体を酷使し、土を触る時間のゆとりが減っている中で、線はやわらかく、心地よいラインに益々なっているように思います。生きている時代を見据え、自分自身と語り合い、土を介して今の自分をかたちにする。精一杯限られた中で、やりきったありのままの姿が美しくなっていくことは、側で見ていてとても嬉しい。この美しいフォルムと、焼成にでる様々な黒、薪の灰が溶けてガラス質に変化した自然釉をぜひ見ていただきたいのです。彼の焼物が誰かの元で美しく生き続け、気持ちをほっと和ませるものになることを願っています。-Gallery舟あそび-
会期:平成30年(2018)6月1日(金)~10日(日)
10:00~18:00(会期中無休、ただし6/2の13:45~15:45は休業)
場所:ギャラリー舟あそび
〒927-1233 石川県珠洲市若山町出田41-2 TEL 0768-82-3960