ごあいさつ

 途絶えた珠洲焼を復興して早くも40年近くが立とうとしています。復興の際の強い思い、時代の変化に則した技術と流行、そうしたものを受け継ぎ、発展させ、そして後進に伝えることが現在の珠洲焼に携わる陶工の責務と考えています。

 

 私ども珠洲焼創炎会では、陶工各々の技術の切磋琢磨と情報交換、後継者育成を睨んだ販路開拓や周知・商談の為の展示会への参加など多岐に渡る活動を行っています。

 

 毎年10月の「珠洲焼まつり」では、陶工と直に触れ合う事が出来る貴重な場となっています。まとめて買いものをされる方や、飲食店の方の商談の場にもなっています。掘り出し物も多く、県外の遠方から多くの方が来られるのも特徴です。毎年11月の「珠洲市文化祭」では、文化的な側面から珠洲焼の発表を行っています。ほとんどの陶工が参加し、花器や壷など大物が展示されるのが特徴です。昨年は始めて東京ドームで開催された「いしかわの伝統工芸フェア」にも参加し、首都圏の皆様方に珠洲焼を知って頂く事ができました。その他にも講習会や催事などへの参加をしております。

 

 珠洲焼業界の振興に関するご意見や、サイトへのコメント等、忌憚のないお声をお聞かせください。今後の会運営の参考にさせて頂きたいと思います。

 

珠洲焼創炎会 会長 篠原 敬


設立の経緯

設 立 昭和63年

目 的 珠洲焼の生産・販売に関する諸問題を研究・調査して珠洲焼の発展に寄与すること、並びに会員の陶芸に関する技術・知識の向上及び会員の連帯を図ることを目的に活動を行っていきます。

会員数 40名(平成30年2月15日現在)

 

表彰・受賞など

日本工芸会正会員 田端和樹夫(紀の川窯)

石川県伝統工芸士 能村耕、中山達磨、則友尚信、坂本好二、山下祥子、

         小西栄一、坂本市郎、篠原敬、田端和樹夫、高畠和夫

         (平成30年3月22日現在)


事業紹介

珠洲焼創炎会の活動は次のとおりです。

 ・石川県伝統産業推進協議会 功労者表彰・奨励者表彰への推薦

 ・石川県伝統産業優秀技術者表彰への推薦

 ・石川県伝統工芸士の推薦

 ・石川県伝統工芸専門技術者奨励金の申請

 ・いしかわ伝統工芸フェアへの参加協力(2月)

 ・珠洲市文化祭(11月)、珠洲焼まつりへ(10月)の参加

 ・全国で開催される催事への参加協力 など